O.Yの読書感想文

月平均4冊しか読まないにわかですが、自分なりに読んだ本の感想まとめています。

「イニシエーションラブ」を読んで※ネタバレなし

イニシエーションラブ

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作者 乾くるみ

出版社 文春文庫

あらすじ

僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて…。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説―と思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。

 

⚠️注意⚠️

・あくまで個人の感想です

・ネタバレをできるだけ最低限に押さえる努力はしていますしこの先を読んだあとでも面白く読めるようにしているつもりですが一切ネタバレされたくない人は読まないことを推奨します

 

感想

まず最初の感想はやられたですね

僕がいかに注意力散漫に

読書をしているのかに

気付かされました

必ず2回読みたくなるという

ポップは伊達じゃなかったです

 

最初はただの普通すぎる恋愛小説に

しか見えてなかったものが

最後にぶっ壊されて

大きな伏線が隠されていたことに

気付くのかと思いきや

僕の理解力がなさ過ぎて

2週目を最後についていた

「2週目のおともに」と一緒に

読んでようやく理解できました

 

一気にすべてがひっくり返る作品という

よりは最初はひっくり返されたことに

気付かず後からじわじわくる感覚に

近いと思います

僕は注意力がなさすぎるため気づきません

でしたがしっかりと注意して

読めている人はもしかすると

この伏線に気づけるかも

しれません

 

あと僕は今19歳のクソガキなので

舞台となっている1980年代の

単語があまりピンとこなくて

他の解説ブログを読むことで

気付いたのですが

当時に流行った単語からわかる

違和感という部分も

作品を読み解くヒントになっていた

りするのでその年代を過ごした人は

もっと楽しめるのかもしれません

 

本当はネタバレ解説でも書こうと

思ったのですが検索すればたくさん

解説記事が出てきたので

あくまで僕はネタバレなしって感じ

で終わろうと思います

この作品を読み終わった後に

他の人の記事やブログを

読んでみると

新たな発見があるかもしれません

 

この作品も調べてみると

実写映画化しているそうなのですが

この小説をどう映像化するのか

まったくわからないので見てみようと

思います

読んでいない人は伏線を読めても

読めなくても必ず2週楽しめるので

本当にオススメです