O.Yの読書感想文

月平均4冊しか読まないにわかですが、自分なりに読んだ本の感想まとめています。

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「邪馬台国はどこですか?」を読んで

邪馬台国はどこですか 作者 鯨統一郎 出版社 創元推理文庫 あらすじ 5W1H仕立ての「悟りを開いたのはいつですか?」「邪馬台国はどこですか?」「聖徳太子はだれですか?」「謀叛の動機はなんですか?」「維新が起きたのはなぜですか?」「奇蹟はどのように…

「その白さえ嘘だとしても」を読んで

その白さえ嘘だとしても 作者 河野裕 出版社 新潮文庫nex あらすじ あの頃の僕らは、誰かのヒーローになりたかった。クリスマスを目前に控えた階段島を事件が襲う。インターネット通販が使えない――。物資を外部に依存する島のライフラインは、ある日突然、寸…

「重力ピエロ」を読んで

重力ピエロ 作者 伊阪幸太郎 出版社 新潮文庫 あらすじ 兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアー…

「いなくなれ群青」を読んで

いなくなれ群青 作者 河野裕 出版社 新潮文庫nex あらすじ この物語はどうしようもなく、彼女に出会った時から始まる。 11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。あるはずのない出会いが、平坦な高校生活を一変させる。心を穿つ新時代の青春ミステリ。 11…

「ルビンの壺が割れた」を読んで

ルビンの壺が割れた 作者 宿野かほる 出版社 新潮文庫 あらすじ 「突然のメッセージで驚かれたことと思います。失礼をお許しください」――送信した相手は、かつて恋人だった女性。SNSでの邂逅から始まったぎこちないやりとりは、徐々に変容を見せ始め……。ジェ…

「魔眼の匣の殺人」を読んで

魔眼の匣の殺人 作者 今村昌弘 出版社 東京創元社 あらすじ その日、“魔眼の匣"を九人が訪れた。人里離れた施設の孤独な主は予言者と恐れられる老女だ。彼女は葉村譲と剣崎比留子をはじめとする来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。外…

「流浪の月」を読んで

流浪の月 作者 凪良ゆう 出版社 創元文芸文庫 あらすじ あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい―。再会すべきではなか…