O.Yの読書感想文

月平均4冊しか読まないにわかですが、自分なりに読んだ本の感想まとめています。

「邪馬台国はどこですか?」を読んで

邪馬台国はどこですか

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作者 鯨統一郎

出版社 創元推理文庫

あらすじ

5W1H仕立ての「悟りを開いたのはいつですか?」「邪馬台国はどこですか?」「聖徳太子はだれですか?」「謀叛の動機はなんですか?」「維新が起きたのはなぜですか?」「奇蹟はどのようになされたのですか?」を収録した歴史ミステリ連作集。軽快な筆致で史上の定説にコペルニクス的転回を迫る、奇想天外なデビュー作。文庫書き下ろし!

 

⚠️注意⚠️

・あくまで個人の感想です

・ネタバレをできるだけ最低限に押さえる努力はしていますしこの先を読んだあとでも面白く読めるようにしているつもりですが一切ネタバレされたくない人は読まないことを推奨します

 

感想

なんとなくオススメされて

買ってみた小説でしたが

とても面白かったです

 

僕は割と日本史が好きなのですが

今までならった歴史を覆すような仮説が

短編ごとに書いてあって

読み終わった後

あれ本当にそうかもと思えてしまうほど

参考文献を出してきたり

過去の事件を持ってくるので

史書を読んでいる気分になりました

 

ですが歴史書のような読みにくさもなく

短編集なので

かなり読みやすかったと思います

歴史が根本的に苦手という人は

あんまりかもしれませんが

歴史が好きだったり

昔歴史ちゃんと勉強したな

という人なら面白いと

思えるはずなので

オススメです

 

一応読む前にこの後の

時代や人物の歴史を少し

調べてから読むと

もっと楽しめると思います

 

短編の内容をまとめると

ブッタは悟りを開いてない

邪馬台国は東北にあった

聖徳太子推古天皇蘇我馬子同一説

織田信長は自殺だった

明治維新の黒幕は勝海舟

キリストは本当によみがえった

こんな感じになるので

一つでも気になるものがあったら

根拠も含めて主人公の宮田が

解説しているので読んでみてください