O.Yの読書感想文

月平均4冊しか読まないにわかですが、自分なりに読んだ本の感想まとめています。

「いなくなれ群青」を読んで

いなくなれ群青

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作者 河野裕

出版社 新潮文庫nex

あらすじ

この物語はどうしようもなく、彼女に出会った時から始まる。

11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。あるはずのない出会いが、平坦な高校生活を一変させる。心を穿つ新時代の青春ミステリ。

11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っ直ぐで、正しく、凛々しい少女、真辺由宇。あるはずのない出会いは、安定していた僕の高校生活を一変させる。奇妙な島。連続落書き事件。そこに秘められた謎…。僕はどうして、ここにいるのか。彼女はなぜ、ここに来たのか。やがて明かされる真相は、僕らの青春に残酷な現実を突きつける。「階段島」シリーズ、開幕。

 

⚠️注意⚠️

・あくまで個人の感想です

・ネタバレをできるだけ最低限に押さえる努力はしていますしこの先を読んだあとでも面白く読めるようにしているつもりですが一切ネタバレされたくない人は読まないことを推奨します

 

感想

久々にサクラダリセット

アニメを見返して河野裕さんの

他作品を読んでみたいな思い

この作品を読み始めました

 

階段島という

特殊な状況の中で

平穏に凄そうとする主人公と

この島から抜け出すことを望む

真辺由宇と

階段島に来るまでになくした

大切なモノを見つけて

この島の秘密がわかっていく物語

 

最初からキャラの癖が強くて

みんな何かが欠けている設定が

良く出ていて世界観に引き込まれました

そんな中この島には何が隠れているのか

この島の人たちは何を失ってこの島に

来るのかが気になり割と早いペースで

読み進められたと思います

 

ただ独特な世界観と特殊すぎる状況

真辺由宇という正義感が強すぎる女の子

悲観的過ぎてめんどくさい主人公

あたりが受け入れられないと

読むのがしんどくなってしまうかもしれません

 

青春ミステリーというよりは

青春ファンタジー的側面が強く

ミステリーとして読むというよりは

単純にファンタジーとして楽しむのが

良いと思います

 

個人的には最後の主人公の心情が

わかる部分が好きだったので

満足です

続編も買って読み進めているので

また次の作品の感想もそのうち上がると思うので

そっちもよろしくお願いします