O.Yの読書感想文

月平均4冊しか読まないにわかですが、自分なりに読んだ本の感想まとめています。ネタバレは基本しません。

「教室が、ひとりになるまで」を読んで

教室が、ひとりになるまで 作者 浅倉秋成 出版社 角川文庫 あらすじ 私立北楓高校で起きた生徒の連続自殺。ひとりは学校のトイレで首を吊り、ふたりは校舎から飛び降りた。「私は教室で大きな声を出しすぎました。調律される必要があります」という、同じ文…

「余命10年」を読んで

余命10年 作者 小坂 流加 出版社 文芸社文庫NEO あらすじ 20歳の茉莉は、数万人に一人という不治の病にかかり、余命が10年であることを知る。笑顔でいなければ周りが追いつめられる。何かをはじめても志半ばで諦めなくてはならない。未来に対する諦めから死…

「許されようとは思いません」を読んで

許されようとは思いません 作者 芦沢央 出版社 新潮文庫 あらすじ 「これでおまえも一人前だな」入社三年目の夏、常に最下位だった営業成績を大きく上げた修哉。上司にも褒められ、誇らしい気持ちに。だが売上伝票を見返して全身が強張る。本来の注文の11倍…

「15歳のテロリスト」を読んで

15歳のテロリスト 作者 松村涼哉 出版社 メディアワークス文庫 あらすじ 「すべて、吹き飛んでしまえ」突然の犯行予告のあとに起きた新宿駅爆破事件。容疑者は渡辺篤人。たった15歳の少年の犯行は、世間を震撼させた。少年犯罪を追う記者・安藤は、渡辺篤人…

「蜜蜂と遠雷」を読んで

蜜蜂と遠雷 作者 恩田陸 出版社 幻冬舎文庫 あらすじ 俺はまだ、神に愛されているだろうか? ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。 著者渾身、文句なしの最高傑作! 3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンク…

「神様のビオトープ」を読んで

神様のビオトープ 作者 凪良ゆう 出版社 講談社タイガ あらすじ夫の幽霊と暮らすうる波を取り巻く、秘密を抱えた彼ら。世界が決めた「正しさ」から置き去りにされた人々へ、救済の物語。 うる波は、事故死した夫「鹿野くん」の幽霊と一緒に暮らしている。彼…

「滅びの前のシャングリラ」を読んで

滅びの前のシャングリラ 作者 凪良ゆう 出版社 中央公論新社 あらすじ 明日死ねたら楽なのにとずっと夢見ていた。なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている」 一ヶ月後、小惑星が地球に衝突する。滅亡を前に荒廃していく世界の中…

「わたしの美しい庭」を読んで

わたしの美しい庭 作者 凪良ゆう 出版社 ポプラ文庫 あらすじ 小学生の百音と統理はふたり暮らし。朝になると同じマンションに住む路有が遊びにきて、三人でご飯を食べる。百音と統理は血がつながっていない。その生活を“変わっている”という人もいるけれど…

「ハケンアニメ」を読んで

ハケンアニメ 作者 辻村深月 出版社 マガジンハウス文庫 あらすじ 新タイトルに挑むアニメ制作の現場は、新たな季節を迎えた。伝説の天才アニメ監督・王子千晴を口説いたプロデューサー・有科香屋子は、早くも面倒を抱えている・・・。同クールには気鋭の監…

「インシテミル」を読んで

インシテミル 作者 米澤穂信 出版社 文集文庫 あらすじ 車を買う金欲しさにアルバイト探しをしていた学生・結城がコンビニにあった求人情報誌で見つけたのは、時給11万2000円という破格の好条件の仕事。それは、1週間「ある人文科学的実験の被験者」になるだ…

「同志少女よ敵を撃て」を読んで

同志少女よ敵を撃て 作者 逢坂冬馬 出版社 早川書房 あらすじ 独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺…

「君のいない町が白く染まる」を読んで

君のいない町が白く染まる 作者 安倍祐太郎 出版社 小学館文庫 あらすじ 3月23日、僕は高円寺に引っ越した。駅を出ると、炭に焼かれる焼き鳥の匂いが鼻腔をくすぐり、路上ライブの弾き語りが響いてくる。僕の社会人生活がいよいよここから始まるんだと思いな…

「夏の花火と私の死体」を読んで

夏の花火と私の死体 作者 乙一 出版社 集英社文庫 あらすじ 九歳の夏休み、私は殺されてしまったのです……。少女の死体をめぐる兄妹の暗黒の冒険。斬新な語り口でホラー界を驚愕させた、天才少年・乙一のデビュー作 ⚠️注意⚠️ ・あくまで個人の感想です ・ネタ…

「邪馬台国はどこですか?」を読んで

邪馬台国はどこですか 作者 鯨統一郎 出版社 創元推理文庫 あらすじ 5W1H仕立ての「悟りを開いたのはいつですか?」「邪馬台国はどこですか?」「聖徳太子はだれですか?」「謀叛の動機はなんですか?」「維新が起きたのはなぜですか?」「奇蹟はどのように…

「その白さえ嘘だとしても」を読んで

その白さえ嘘だとしても 作者 河野裕 出版社 新潮文庫nex あらすじ あの頃の僕らは、誰かのヒーローになりたかった。クリスマスを目前に控えた階段島を事件が襲う。インターネット通販が使えない――。物資を外部に依存する島のライフラインは、ある日突然、寸…

「重力ピエロ」を読んで

重力ピエロ 作者 伊阪幸太郎 出版社 新潮文庫 あらすじ 兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアー…

「いなくなれ群青」を読んで

いなくなれ群青 作者 河野裕 出版社 新潮文庫nex あらすじ この物語はどうしようもなく、彼女に出会った時から始まる。 11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。あるはずのない出会いが、平坦な高校生活を一変させる。心を穿つ新時代の青春ミステリ。 11…

「ルビンの壺が割れた」を読んで

ルビンの壺が割れた 作者 宿野かほる 出版社 新潮文庫 あらすじ 「突然のメッセージで驚かれたことと思います。失礼をお許しください」――送信した相手は、かつて恋人だった女性。SNSでの邂逅から始まったぎこちないやりとりは、徐々に変容を見せ始め……。ジェ…

「魔眼の匣の殺人」を読んで

魔眼の匣の殺人 作者 今村昌弘 出版社 東京創元社 あらすじ その日、“魔眼の匣"を九人が訪れた。人里離れた施設の孤独な主は予言者と恐れられる老女だ。彼女は葉村譲と剣崎比留子をはじめとする来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。外…

「流浪の月」を読んで

流浪の月 作者 凪良ゆう 出版社 創元文芸文庫 あらすじ あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい―。再会すべきではなか…

「さよなら妖精」を読んで

さよなら妖精 作者 米澤穂信 出版社 創元推理文庫 あらすじ 1991年4月。雨宿りをするひとりの少女との偶然の出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた。遠い国からはるばるおれたちの街にやって来た少女、マーヤ。彼女と過ごす、謎に満ちた日常。そして彼女が…

「時計館の殺人」を読んで

時計館の殺人 作者 綾辻行人 出版社 講談社文庫 あらすじ 鎌倉の外れに建つ謎の館、時計館。角島(つのじま)・十角館の惨劇を知る江南孝明(かわみなみたかあき)は、オカルト雑誌の“取材班”の一員としてこの館を訪れる。館に棲むという少女の亡霊と接触した交…

「仮面病棟」を読んで

仮面病棟 作者 知念実希人 出版社 実業之日本社文庫 あらすじ 怒濤のどんでん返し、一気読み注意!!強盗犯により密室と化す病院。息詰まる心理戦の幕が開く! 療養型病院にピエロの仮面をかぶった強盗犯が籠城し、自らが撃った女の治療を要求した。先輩医師の…

「星降り山荘の殺人」を読んで

星降り山荘の殺人 作者 倉知淳 出版社 講談社文庫 あらすじ 雪に閉ざされた山荘。そこは当然、交通が遮断され、電気も電話も通じていない世界。集まるのはUFO研究家など一癖も二癖もある人物達。突如、発生する殺人事件。そして、「スターウォッチャー」星園…

「みんな蛍を殺したかった」を読んで

みんな蛍を殺したかった 作者 木爾 チレン 出版社 二見書房 あらすじ ――みんな誰かを殺したいほど羨ましい。 美しい少女・蛍が線路に身を投じる。儚く散った彼女の死は後悔と悲劇を生み出していく―― 「女による女のためのR-18文学賞」優秀賞受賞者である著者…

「すべてがFになる」を読んで

すべてがFになる 作者 森博嗣 出版社 講談社文庫 あらすじ 密室から飛び出した死体。究極の謎解きミステリィ。コンピュータに残されたメッセージに挑む犀川助教授とお嬢様学生・萌絵。 孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才…

「屍人荘の殺人」を読んで

屍人荘の殺人 作者 今村昌弘 出版社 創刊推理文庫 あらすじ 神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究部の夏合宿に加わるため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子と共にペンション紫湛荘を訪ねた。合宿一日目の夜、映研のメンバ…

「本と鍵の季節」を読んで

本と鍵の季節 作者 米沢穂信 出版社 集英社文庫 あらすじ 堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門(しもん)と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、快活でよく笑う一方、ほどよ…

「invert(インヴァート)城塚翡翠倒述集」を読んで

invert(インヴァート)城塚翡翠倒述集 作者 相沢沙呼 出版社 講談社 あらすじ すべてが、反転。 あなたは探偵の推理を推理することができますか? 綿密な犯罪計画により実行された殺人事件。アリバイは鉄壁、計画は完璧、事件は事故として処理される……はず…

「人形館の殺人」を読んで

人形館の殺人 作者 綾辻行人 出版社 講談社文庫 あらすじ 「私」、飛龍想一は、育ての母である叔母とともに実父・飛龍高洋が残した「緑影荘」に引っ越すために京都を訪れる。その屋敷は本邸の日本家屋には部品の一つが欠落したマネキンが随所に配置され、ま…