O.Yの読書感想文

月平均4冊しか読まないにわかですが、自分なりに読んだ本の感想まとめています。

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「さよなら妖精」を読んで

さよなら妖精 作者 米澤穂信 出版社 創元推理文庫 あらすじ 1991年4月。雨宿りをするひとりの少女との偶然の出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた。遠い国からはるばるおれたちの街にやって来た少女、マーヤ。彼女と過ごす、謎に満ちた日常。そして彼女が…

「時計館の殺人」を読んで

時計館の殺人 作者 綾辻行人 出版社 講談社文庫 あらすじ 鎌倉の外れに建つ謎の館、時計館。角島(つのじま)・十角館の惨劇を知る江南孝明(かわみなみたかあき)は、オカルト雑誌の“取材班”の一員としてこの館を訪れる。館に棲むという少女の亡霊と接触した交…

「仮面病棟」を読んで

仮面病棟 作者 知念実希人 出版社 実業之日本社文庫 あらすじ 怒濤のどんでん返し、一気読み注意!!強盗犯により密室と化す病院。息詰まる心理戦の幕が開く! 療養型病院にピエロの仮面をかぶった強盗犯が籠城し、自らが撃った女の治療を要求した。先輩医師の…

「星降り山荘の殺人」を読んで

星降り山荘の殺人 作者 倉知淳 出版社 講談社文庫 あらすじ 雪に閉ざされた山荘。そこは当然、交通が遮断され、電気も電話も通じていない世界。集まるのはUFO研究家など一癖も二癖もある人物達。突如、発生する殺人事件。そして、「スターウォッチャー」星園…

「みんな蛍を殺したかった」を読んで

みんな蛍を殺したかった 作者 木爾 チレン 出版社 二見書房 あらすじ ――みんな誰かを殺したいほど羨ましい。 美しい少女・蛍が線路に身を投じる。儚く散った彼女の死は後悔と悲劇を生み出していく―― 「女による女のためのR-18文学賞」優秀賞受賞者である著者…