星降り山荘の殺人
作者 倉知淳
出版社 講談社文庫
あらすじ
雪に閉ざされた山荘。そこは当然、交通が遮断され、電気も電話も通じていない世界。集まるのはUFO研究家など一癖も二癖もある人物達。突如、発生する殺人事件。そして、「スターウォッチャー」星園詩郎の華麗なる推理。あくまでもフェアに、真正面から「本格」に挑んだ本作、読者は犯人を指摘する事が出来るか。
⚠️注意⚠️
・あくまで個人の感想です
・ネタバレをできるだけ最低限に押さえる努力はしていますしこの先を読んだあとでも面白く読めるようにしているつもりですが一切ネタバレされたくない人は読まないことを推奨します
感想
雪の山荘、クローズドサークル、
読者への挑戦状、大どんでん返しと
ミステリーが好きなひとがとりあえず手に取る
要素がふんだんに含まれた作品でありながら
コメディ要素も多いため
普段ミステリーを読まない人にも
オススメできる作品です
序盤から「作者からのメッセージ」があり
主人公は犯人じゃないや
ここに伏線が含まれているなどが書かれ
推理するところで助けとなる文が
章の初めについていて構えながら
読むことができますし
最後にはしっかり騙されてしまう
仕掛けもついていて本当に素晴らしい作品だと
思います
序盤のキャラ紹介や複線をはってるところは
ミステリー特有の読みにくさがありますが
そこさえ超えて事件に入ってしまえば
一気に読むことができる作品なので
500ページを長い作品ではありますが
是非読んでほしいです