O.Yの読書感想文

月平均4冊しか読まないにわかですが、自分なりに読んだ本の感想まとめています。

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「インシテミル」を読んで

インシテミル 作者 米澤穂信 出版社 文集文庫 あらすじ 車を買う金欲しさにアルバイト探しをしていた学生・結城がコンビニにあった求人情報誌で見つけたのは、時給11万2000円という破格の好条件の仕事。それは、1週間「ある人文科学的実験の被験者」になるだ…

「同志少女よ敵を撃て」を読んで

同志少女よ敵を撃て 作者 逢坂冬馬 出版社 早川書房 あらすじ 独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺…

「君のいない町が白く染まる」を読んで

君のいない町が白く染まる 作者 安倍祐太郎 出版社 小学館文庫 あらすじ 3月23日、僕は高円寺に引っ越した。駅を出ると、炭に焼かれる焼き鳥の匂いが鼻腔をくすぐり、路上ライブの弾き語りが響いてくる。僕の社会人生活がいよいよここから始まるんだと思いな…

「夏の花火と私の死体」を読んで

夏の花火と私の死体 作者 乙一 出版社 集英社文庫 あらすじ 九歳の夏休み、私は殺されてしまったのです……。少女の死体をめぐる兄妹の暗黒の冒険。斬新な語り口でホラー界を驚愕させた、天才少年・乙一のデビュー作 ⚠️注意⚠️ ・あくまで個人の感想です ・ネタ…