作者 米澤穂信
出版社 文集文庫
あらすじ
車を買う金欲しさにアルバイト探しをしていた学生・結城がコンビニにあった求人情報誌で見つけたのは、時給11万2000円という破格の好条件の仕事。
それは、1週間「ある人文科学的実験の被験者」になるだけという、短期のアルバイトだった。インターネットや雑誌を見て、山間にある施設に集まったのは12人の男女。
彼らは、実験の内容を知り驚愕する。
それは、より多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う犯人当てゲームだった――。
地下の実験用施設「暗鬼館」に閉じ込められた12人。最初の殺人が起こり、疑心暗鬼に駆り立てられる参加者たち。互いに推理を戦わせ始める彼らを待ち受ける衝撃の運命とは!?
映画化も大ヒットした、60万部突破の大人気ミステリー。
⚠️注意⚠️
・あくまで個人の感想です
・ネタバレをできるだけ最低限に押さえる努力はしていますしこの先を読んだあとでも面白く読めるようにしているつもりですが一切ネタバレされたくない人は読まないことを推奨します
感想
ミステリーというよりは
デスゲームに感じるし
デスゲームかと言われれば
ミステリーに感じる
ジャンル分けが難しい物語だった
と思います
バイトによって集められた
12人はそれぞれにミステリー作品に
ちなんだ凶器が渡され
それぞれがなんの武器を持っているか
わからない中
一人目の被害者が出る
という物語
内容自体は
一週間の中で少しづつ
人が死んでいく
デスゲーム×クローズドサークル
といった作品で
犯人の動機よりは
ある部分に着目すると
犯人がわかるようになっていて
ミステリーとしては良くできている
と思います
ただ一つ思うのが話が広がりすぎて最後の方に
回収しきれない感じがあります
まあデスゲームは大体そんなだと思うので
僕の考えすぎかもしれません
設定のデスゲーム味が強く
最初は本当に
疑心暗鬼のデスゲーム
なので普段ミステリーを
読まない人でも楽しめるので
是非読んでみてください