吉祥寺の朝比奈くん
作者 中田永一
出版社 祥伝社文庫
あらすじ
彼女の名前は、上から読んでも下から読んでも、山田真野(ヤマダマヤ)。吉祥寺の喫茶店に勤める細身で美人の彼女に会いたくて、僕はその店に通い詰めていた。とあるきっかけで仲良くなることに成功したものの、彼女には何か背景がありそうだ…。愛の永続性を祈る心情の瑞々しさが胸を打つ表題作など、せつない五つの恋愛模様を描く中田永一の代表作。
⚠️注意⚠️
・あくまで個人の感想です
・ネタバレをできるだけ最低限に押さえる努力はしていますしこの先を読んだあとでも面白く読めるようにしているつもりですが一切ネタバレされたくない人は読まないことを推奨します
感想
すべての小説に叙述トリックが
使われる短編集
どの物語にもしっかりとした伏線と
ストーリーがあり、短編集ながら
長編を読んだ後のような不思議な感覚が
あります
個人的にはタイトルにもある
吉祥寺の朝比奈くんの物語は
ゆっくりとした物語ながら
最後でひっくり返す展開があるので
かなり読みごたえがあります
あくまで展開阿賀面白い作品のため
深い感情が動かされるような物語ではなく
軽い思いで物語を楽しみたい人に
読んでほしいです