O.Yの読書感想文

月平均4冊しか読まないにわかですが、自分なりに読んだ本の感想まとめています。ネタバレは基本しません。

「教室が、ひとりになるまで」を読んで

教室が、ひとりになるまでf:id:OY002:20220808182951j:image

作者 浅倉秋成

出版社 角川文庫

あらすじ

私立北楓高校で起きた生徒の連続自殺。ひとりは学校のトイレで首を吊り、ふたりは校舎から飛び降りた。
「私は教室で大きな声を出しすぎました。調律される必要があります」という、同じ文言の遺書を認めて。
垣内友弘にとって三人の死は疑いようもなく自殺――のはずだった。白瀬美月の言葉を聞くまでは。
「三人とも自殺なんかじゃない。みんなあいつに殺されたの」
最高のクラスで、何故『自殺』は起きたのか。『犯人』の目的は何なのか。

証明不可能な罪。裁くチャンスは、一度きり。
最も孤独な謎解きの幕がひらく。伏線の狙撃手が贈る、慟哭の本格青春ミステリ!

 

⚠️注意⚠️

・あくまで個人の感想です

・ネタバレをできるだけ最低限に押さえる努力はしていますしこの先を読んだあとでも面白く読めるようにしているつもりですが一切ネタバレされたくない人は読まないことを推奨します

 

感想

異能力サスペンスに青春小説が

あわさったような作品

異能力の事態の大まかな説明は

ないものの、しっかりとした伏線も

ありますし、世界がぶっ壊れるような

ことが起きるわけでもなく

上手い感じに異能力とミステリーが

合わさった作品になっています

 

誰が能力者なのか?

犯人は誰なのか?

犯人の能力はなんなのか?

犯人の目的はなんなのか?

作品内に常に謎がちりばめられている

ので、普段小説を読まない人でも

読みやすい作品だと思いますし

作品世界に没入しやすい作品だと思います

 

学校という環境に流れる

カースト意識がこの作品のテーマになっていて

無意識の中に流れる人をコントロールする

空気のようなものに対して

どう向き合っていくかというのがストーリーの

根底にあると思います

陽キャ陰キャ、ぼっち

世界はいろんなくくりを設けて

世界を生きにくくしますが

きっとみんながそれを感じているという

のがこの作品の最後に描かれていたポイントが

個人的に最高でした

 

あなたが嫌いなあの人も実は自分を守るために

必死になっているのかもしれません

本当にあなたは相手のことを考えていますか?

自分勝手になっていませんか?

誰かの行いを許せたとき、

自分のことしか考えていないと気付けたとき、

人は少し大人になれるのかもしれません

 

 

最後に

教室がひとりになるまで

このタイトルにも仕掛けがあるので

是非本作を読んでお確かめください