O.Yの読書感想文

月平均4冊しか読まないにわかですが、自分なりに読んだ本の感想まとめています。

「アイネクライネナハトムジーク」を読んで

アイネクライネナハトムジークf:id:OY002:20211120133102j:image

作者 伊坂幸太郎

出版社 幻冬舎文庫

あらすじ

仙台駅前で街頭アンケートに立っていた会社員の男は、ギターの弾き語りを耳にする。同じように聴き入っていた女にアンケートに協力してもらった彼は、それがきっかけで交際するようになる。そんな2人の周囲にいる人々も、愛に悩み、めぐりあいを繰り返しながらさまざまな人間模様を織りなしていく。

 

⚠️注意⚠️

・あくまで個人の感想です

・ネタバレをできるだけ最低限に押さえる努力はしていますしこの先を読んだあとでも面白く読めるようにしているつもりですが一切ネタバレされたくない人は読まないことを推奨します

・僕は実写映画を視聴した後に原作を購入して読んだため実写を観たうえでの語りとなります

 

感想

まずは実写映画の完成度の高さに

びっくりしました

必要なシナリオを上手く抽出し

そのうえで佐藤や小野美緒などの

その先の物語を描く

原作から読んだ人には賛否両論

あると思いますが映画としては

あれでよかったのかなと

個人的には思います

 

配役も原作で実際に

想像しやすく

変に有名な人のごり押しも

ないので良かったと思います

特にはあれだけ癖が強い役の織田一真

を上手く演じ切るのは

本当に凄いと思いました

 

原作の感想としては

ひとりひとりの人生を映画よりも

丁寧に描いていて6つの短編集で

ありながら必ず一つ一つの物語は

どこかの人間関係でつながっており

ここがつながっていたんだ

という感動を短編集で

味わえるのは素晴らしかったです

 

何気ない行動やキャラが

つながっているので

集中して一期に読み切って

しまいそのあとに軽く

自分の中でよいんに

浸りながら読み返すのも

楽しかったです

 

伊阪幸太郎はエグい方向

の作品しか触れたことが

なかったので新鮮で

優しい物語でした

短編で読みやすいと思うので

是非読んでみてください